寒いですなー。
昨日11月26日に朝からゲンゲンとオカンを伴って、
西国三十三観音
まぁ今年の総決算みたいな話ですが、
お礼参りに高野山に詣ってきました。
いつも南海のケーブルでしか行った事なかったんで、
車で上がるのは新鮮でしたね。
大門
後は、いままでは正直観光客→参拝客
みたいな感じでしたが、
一人の遍路としてお礼参りに上がるというのは全く違った感じでした。
高野山で道行く方と正直挨拶なんて今までほとんど無かったのに、
遍路同士はおろか、お寺の関係者の方々や
道行く普通の参拝客の方々からも挨拶やお声を頂けるとは。
まさに遍路冥利に尽きます。
奥の院へ
奥の院のお大師さまにご報告を。
お四国の作法に習って、これまで幾度となく唱えてきたお経を。
これまで以上に気持ちをこめて上げてきました。
奥の院の納経所では元気で気さくなおばちゃんが対応して下さいました。
聞けば遍路に行く前にゲンゲンはこのおばちゃんに納経書いてもらったのだとか。
「せやせや、私の字やもん。若い男の子はよう覚えてるんよ」
ゲンゲン、年上キラー疑惑wwwwwww
別格
本四国
西国
そして
中心に奥の院の朱印を頂いて笈摺完成!
そこから
金剛峯寺へ
外人さん多いね。
先達さんもちょこちょこ見かける。
本四国
別格
西国
十八本山
真言宗十八本山今年中に終わらせたいなぁ。。。
和歌山の根来寺が遠いかなぁ。
うむ、こりゃ意地でも終わらせちゃるか(^q^)
なんでことを考えながら、高野山大師教会へ。
【授戒】
を阿闍梨さまから頂いてまいりました。
こちらが授戒の会場となる大師教会。
この建物で受付を行い、実際の授戒は大師教会の奥にある授戒堂で行います。
授戒は正式な宗教儀式ですが、1日7回行われ、それぞれの開始時間の10分前までに受付を済ませれば誰でも受けることが出来ます。
入壇料は500円です。詳細は、金剛峯寺の公式サイトをご覧下さい。
我々は10時から行われるその日の2回目の授戒を受けました。
その回の参加者は我々を含めて5人でした。
(ここから先は、さすがに写真が撮れなかったので文章だけで。)
定刻になると、まだ若いお坊さんが授戒堂まで案内してくれます。
授戒堂はろうそく以外の照明はなく、太陽光だけです。
全員が授戒堂に入って座るんですが、オカンは年やし、
アタシも膝が悪いので椅子をお借りしました。
「これから授戒が終わるまでの約30分の間、授戒堂から出ることは出来ません」
と言われ、扉が閉め切られます。
授戒堂の中は本当にろうそくの灯りだけ。
しばらくすると、進行係のお坊さんと、実際に授戒を行ってくれる阿闍梨さまが現れます。
灯りはろうそくだけなので、お二人のお顔は見えません。儀式は進行係のお坊さんの指示のとおりに進むので困ることはありません。
宝号「南無大師遍照金剛」を何度も唱え、
続いて阿闍梨さまと
懺悔文
三帰
三竟
十善戒
三摩耶戒真言
言を繰り返します。
そして、順に名前が呼ばれて阿闍梨さまの前に進み、阿闍梨さまより直接「菩薩戒牒」というお札を授かります。
(複数人で参加した場合は代表者がまとめて授かるので、アタシがオカンとゲンゲンの分を直接授かりました。)
その後、阿闍梨さまより法話をいただき、それが終わると、進行係のお坊さんと阿闍梨さまは退出。
若いお坊さんが扉を開け、「これで授戒は終わりました」と宣言して解散です。
さて、授戒ですが、その名のとおり「戒めを授かる」わけです。
その戒めとは菩薩十善戒という10個の行いに関する戒めです。それほど難解なことではありませんが、実践するのはなかなか難しいですね。
不殺生
不偸盗
不邪淫
不妄語
不綺語
不悪口
不両舌
不慳貪
不瞋恚
不邪見
授戒を受けたということは、弘法大師空海の弟子になったということです。
さらに身を引き締めないと!
さて、今から名古屋の姉上と今日は生駒に行ってきます!